ダンシングストーンと弥次郎兵衛の動く原理
ダンシングストーンと弥次郎兵衛 わずかな動きにも反応し、踊るように動き続ける石、 ダンシングストーン。 この原理は、枠と中石をつなぐ丸環に秘密があります。 通常の丸環は、胴囲が丸く作られており、 そのためごくわずかな動きだけでは反応しにくく、安定性を持たせています。 しかし、ダンシングストーンの丸環は胴囲は丸くなく、内に向かって山切りにされています。 ![]() ![]() この不安定さが、わずかな動きにも反応するダンシングストーンを作り出しているのです。 下の弥次郎兵衛をご覧ください。 ![]() 弥次郎兵衛の接点は、点です。 両方の重さが釣り合っているため、点だけで支えられています。 ですが、安定性はありません。 チョンとつついてやると、弥次郎兵衛は動き出し、 なかなか止まろうとしません。 いつまでもゆらゆら揺れています。 ダンシングストーンと同じ原理です。 接合部分が点であるため、安定性がなく、 わずかな動きにも反応します。 つまり、ダンシングストーンと弥次郎兵衛は、 ともに安定性を欠くように構成されており、共に同じ原理でもって動き出すということです。 これがダンシングストーンがわずかな振動にも反応し 動き続ける原理です。 |